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私は、バタバタと急に入院して(土曜の午後検査後当日の夜)、急いで沢山の検査をしていただいて(土日曜は出来ない検査もあったので、月火の2日間)、必要な処置を終え(火曜日の午後)、最短の手術日(水曜日)で無事に手術を終えていただきました。

執刀していただいた先生方はもちろんのこと、腫瘍に強い病院を紹介していただいた地元のクリニックの先生、子供を見ていてくれた夫や夫の両親、たまたま遊びに来ていた夫の弟家族のみなさん(なんと奥さんは保育士さんです。急な赤ちゃんのお世話について、沢山的確なアドバイスをもらえたようで本当に助かりました。)、遠くから会いに来てくれた家族、いろんな科に連絡をしてスムーズに検査できるように手配していただいた夜勤の看護師さん、1人で歩けない状態になっていた私を車椅子であちこち連れて行っていただいたヘルパーさん、術前の不安定な私を不安にさせないように優しく介助していただいた看護師さん、術後のリハビリの先生方……書ききれませんが私は本当に沢山の人に助けられて無事に手術を終え今を生きています。

伝えられる人には感謝の気持ちを少しずつ伝えていますが、ありがとうとどれだけ言っても足りない気持ちです。


このようにとても急な出来事だったために、私は検査などで忙しく(忙しいのは周りの皆さんで、私は横になってぼけっとしていただけですが)手術についての詳しい説明は夫がすべて受けてくれていたようです。
私と夫と担当の先生の3人で受けた説明もありますが、最低限の説明と署名の時間といった感じでした。
今思えば不必要な不安を感じないように、先生が配慮していてくれたのだと思います。

今日の夕方に色んな資料を片付けていたのですが、私がバタバタと連れ回されて目を通せなかった術前の説明の資料が出てきました。
夫が説明を受けて署名していてくれたようです。

読んでみたら、

怖いこと怖いこと!


読まずに、知らずに全てを終えることが出来て本当に良かったです。

実際に5年間で行った手術の件数やその中で何かあった件数や確率など詳しく載っていました。
とても少ない数字ではあるものの、何かあった人もいるという事実。
起こるかもしれない後遺症や副作用。
今更ですけど、読んでいて、想像してみて、思考が止まるような怖い気持ちになりました。


能天気でふざけた内容の記事を書いていた、書けていた理由はこんな感じだったからなんです。
本当にどれだけ幸運な事だったのかと思います。

もっと早くに病気が分かり、入院するまでに時間の余裕があれば色々調べて怖くなっていただろうし、先生から説明を受けてまた調べて更に恐怖を感じていたと思います。

夫に資料を読んで怖くなったことを伝えると、

私が検査でいない間に先生に説明を受けた時の方が、もっと怖かったよ

と言われました。

その時に渡された資料を見せてもらいましたが、私がこの後どうなるかもしれないのかが完結に一枚の紙にまとめられていました。

あ〜あれってこういう事だったんだ〜!

と納得することもありつつ、そりゃ毎日泣きながら帰ることになるよね。と納得する内容でした。



子どもにも、

ママを助けてね

と話しかけてお願いしてくれていたようです。

手術を受けた私なんかよりもずっと、一番しんどかったと思います。
本当に心配をかけてしまいました。




改めてここにも書くけれど、怖い思いを全部引き受けてくれてありがとう。
辛い思いをさせてしまってごめんね。
優しいあなたがやっぱり大好きです。


今隣に2人が眠っていて、私はこうやってスマホでポチポチブログを書いていること。
毎朝起きて美味しいご飯を食べられること。
3人で一緒にお散歩しに行けること。
一緒に子どもの誕生日を迎えられたこと。

これがどれだけ幸せなことなのか、本当によく分かりました。
当たり前って、普通ってなんてしあわせなんでしょうか。
以前からそんな風に感じることはありましたが、今回はより一層、とても強く実感することとなりました。


せっかく助けていただいたこの命を無駄にしないよう、みんなに感謝しつつ、なるべく楽しく生きていこうと思います。



ブログを書くのもなかなか楽しいです。
文章を書いたりすることは辛くないくらいに回復してきたので、パソコンでできる仕事も始めてみました。
インスタに写真を上げると知らなかった方からもいいね!をもらえたり、フォローで繋がれたりするのもとっても楽しいです。

こんなことをしていたのでブログの更新が遅くなってしまいました。

まだまだやりたいことはいっぱいあるのですが、1日に何かできる時間数は限られているためあっという間に今日が終わってしまいます。

私の生きてきた人生の中で、1日がとても長く感じる時間を過ごしたあの頃もありましたが、今はその10倍のスピードでおわってしまいます。

ハリーポッターに出てくる、ハーマイオニーがマグゴナガル先生から受け取ったあの時計を試してみたいです。



以前は自分の文章を人に見られるのが恥ずかしくて、私とわからない形でしか書きたくなかったです。
今回病気になって書いてみたくなった事は、内容をぼかして書ける量ではないし、同じ病気の人のためにもならないと思ったので全てをノンフィクションで書いています。

読んでくれた方が事情が分かってもらえて話が早いと思って、家族や友達にも伝えてあります。
病院でお世話になった方々にも、読んでいただいたら私だとはっきり分かる内容だと思います。

恥ずかしいから感想は要らないよ!と伝えていますが、楽しみにしてくれている子もいるので頑張って更新したいなと思っています。

自分なりに思い返して、考えてまとめているので、やっぱり読んでもらえるというのはとても嬉しいです。
だんだん読んでもらえる人も増えてきて、興味を持っていただいているのが分かって更新するのが楽しいです。


誰かのためになったり、読み物としてちょっと面白いものが書けたらいいなと思っています。

最後まで長い文章を読んでいただきましてありがとうございました。
良かったらまた読みにきていただけたら嬉しいです!